歯周病科
歯周病科とは
歯周病科は、歯ぐきの炎症や腫れ、歯のぐらつきなど、歯周病に関連するお口のトラブルを専門的に治療する診療科です。歯周病は進行すると歯を支える骨が溶け、歯が抜け落ちる原因にもなります。当院では、最新の検査と治療法を用いて、患者さま一人ひとりに合わせた適切な治療を行い、歯とお口の健康を守ります。
このような症状はありませんか?
✔︎ 歯ぐきが赤く腫れている ✔︎ 歯磨き時に出血する
✔︎ 歯がぐらぐらする ✔︎ 口臭が気になる
✔︎ 歯ぐきが下がり、歯が長く見える
✔︎ 歯が浮いた感じがする ✔︎ 歯ぐきから膿が出る
歯周病科でできること
歯周病は細菌感染が原因で起こるため、当院では位相差顕微鏡を使った細菌検査を行い、原因菌の種類や状態を詳しく調べます。症状に応じて、歯石の除去(スケーリング)やルートプレーニング、薬物療法、外科的処置を組み合わせ、歯ぐきの健康を取り戻します。
また、歯周病が認知症や糖尿病、心疾患、大腸がんなどの全身疾患に関連することがわかっているため、早期治療と予防を重視しています。治療後も、再発を防ぐためのメンテナンスプランを提供し、健康な歯とお口の環境を長く維持できるようサポートいたします。
治療の流れ
STEP 1: 歯周病のスクリーニング
まずは、歯周病の進行度を確認するための検査を行います。歯ぐきの炎症度や出血の有無、歯周ポケットの深さ、歯の揺れ具合を調べ、レントゲン撮影で骨の状態を確認します。これにより、患者さま一人ひとりに最適な治療計画を立てます。
STEP 2: 掃除指導と歯石除去
歯周病の原因となるプラークや歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)を行います。超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して、歯周ポケット内部の汚れを徹底的に清掃します。仕上げに、歯根の表面をなめらかに磨くルートプレーニングも行い、細菌の付着を防止します。
さらに、患者さまのブラッシングの状況を確認し、効果的な歯みがき方法や歯間ブラシ・フロスの使い方を指導します。毎日のホームケアが歯周病予防の基本です。
STEP 3: 歯周検査(再評価)
基本治療後の改善状況を確認するため、再度歯周検査を行います。炎症や歯周ポケットの深さがどの程度改善されたかを確認し、必要に応じて次の治療計画を立てます。
STEP 4: 外科的処置(フラップ手術・再生療法)
重度の歯周病で、歯周ポケットの深部に歯石が残っている場合は、フラップ手術(歯ぐきの切開)を行います。歯根表面を露出させ、奥深くの歯石を除去します。さらに、骨が失われた部分には、特殊な材料を用いた再生療法を行う場合もあります。
STEP 5: メインテナンス・予防指導
歯周病は再発しやすい病気です。治療が完了した後も、数カ月ごとの定期健診とクリーニング(歯石除去・歯面清掃)が必要です。さらに、毎日のセルフケアが歯周病の進行を防ぐカギです。患者さまの状態に応じて個別の予防指導を行い、健康な歯ぐきと口腔環境の維持をサポートします。
当院の特徴
最新の設備と高精度な検査
顕微鏡による細菌検査など、最新の機器を使って的確な診断を行います。
専門的な歯周病治療
軽度から重度の症例まで幅広く対応し、再発リスクを最小限に抑える治療を行います。
予防重視の診療
治療後の予防とメンテナンスを重視し、長期的な口腔内の健康をサポートします。
初診の流れ
① 初診・カウンセリング
お悩みや症状を詳しくお伺いします。
② 検査・診断
細菌検査や歯周ポケットの深さ測定を行い、詳しい状態を確認します。
③ 治療プランのご説明
検査結果をもとに、最適な治療計画をご提案します。
④ 治療の実施
患者さまにご納得いただいてから、適切な治療を開始します。
⑤ メンテナンスと予防指導
治療後も定期的なケアと予防を続けていただきます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 歯周病はどのようにして治りますか?
A. 歯石の除去、細菌の抑制、生活習慣の見直しが基本です。進行度に応じて治療方法をご提案します。
Q. 歯ぐきが出血するのですが、受診すべきですか?
A. はい。歯ぐきからの出血は歯周病の初期症状である可能性が高いため、早めにご相談ください。
Q. 歯周病はどのくらいの頻度でメンテナンスが必要ですか?
A. 3〜6か月に1回の定期的なメンテナンスが理想的です。状態に応じて最適な頻度をご案内します。